表面:ロンドン塔とカラス
下部には「GD」(グレン・デイヴィス Glen Davies)のイニシャルが刻まれている。
裏面:エリザベス2世の肖像
ELIZABETH II • D • G • REG • F • D • 5 POUNDS
(神の恩寵による、女王エリザベス2世、信仰の擁護者)
ロンドン塔とカラス
ロンドンとカラス(レイヴン/ Ravens)の関係は、ロンドン塔(Tower of London)にまつわる伝説に深く根ざしている。
言い伝えでは、ロンドンでは次のような伝説が語り継がれています: 「もしロンドン塔からカラスがいなくなれば、王国が滅びる。」
この伝説を信じ、現在でも6羽以上のカラスを常駐させており、レイヴンマスターと呼ばれる専門の飼育員が世話をしている。
その起源はチャールズ2世(在位:1660–1685)の時代にさかのぼる。
王室天文学者ジョン・フラムスティードが、天文台の邪魔になるからとカラスの排除を求めたが、チャールズ2世はそれを拒否し、「王国の安全のためにカラスを残すように」と命じた。この逸話が、王室とロンドン塔の象徴としてのカラスの地位を確立したと言われている。
現在のロンドン塔には常に最低6羽のカラスを確保することが義務とされているが、実際に予備も含めは7羽以上が飼育されている。
それぞれのカラスには名前がついており、それぞれの性格や行動が観察・記録されている。 (一部のカラスは問題行動【いたずらや脱走】で「解雇」されることもあるという)
カラスはロンドン塔において単なる鳥ではなく、イギリス王国の命運に関わる神秘的な存在として扱われている。
この言い伝えとともに、カラスたちはロンドン塔の観光や文化遺産の中で、非常に重要な役割を果たしているのである。

エリザベス2世(Queen Elizabeth II)
在位:1952年2月6日 - 2022年9月8日
生没:1926年4月21日 - 2022年9月8日(96歳没)
1952年から2022年までイギリス史上最長となる70年間にわたり君主として在位し、 世界中にその存在感を示したエリザベス2世。
冷戦、EU加盟・離脱、コロナ禍など激動の時代を通じ、常に冷静で献身的な姿勢を貫き、「変わらぬ象徴」として国民の信頼を集めた。
その気品ある振る舞いとウィットに富んだ言葉は、多くの人々に愛され、国家元首としてだけでなく家族の母として王室を支え続けた姿にも感動が集まった。
彼女の肖像は世界中の通貨や切手、記念コインに刻まれ、その優美な姿は芸術作品としても高く評価されている。
在位:1952年2月6日 - 2022年9月8日
生没:1926年4月21日 - 2022年9月8日(96歳没)
1952年から2022年までイギリス史上最長となる70年間にわたり君主として在位し、 世界中にその存在感を示したエリザベス2世。
冷戦、EU加盟・離脱、コロナ禍など激動の時代を通じ、常に冷静で献身的な姿勢を貫き、「変わらぬ象徴」として国民の信頼を集めた。
その気品ある振る舞いとウィットに富んだ言葉は、多くの人々に愛され、国家元首としてだけでなく家族の母として王室を支え続けた姿にも感動が集まった。
彼女の肖像は世界中の通貨や切手、記念コインに刻まれ、その優美な姿は芸術作品としても高く評価されている。
伝統と現代性を併せ持つ彼女の存在は、まさに生きる歴史そのものであり、イギリスのみならず世界中に影響を与えた希代の女王と言える。