究極の資産防衛4-1 アンティークコイン収集のスタイル

アンティークコイン収集のスタイル

アンティークコインを収集する目的は、人それぞれでありまさしく千差万別であるといえます。「年号で集めたい」「決まった種類のコインを集めたい」という方もいれば「今後値が上がりそうだ」と、投資的視点で集める方もいらっしゃいます。

動機や最初の入り口こそ違えどもアンティークコインの世界に足を踏み入れていくと世界中の国、歴史、そして人物の魅力にひきこまれていくことになります。そのコインの生まれた背景や理由、そして希少性を知るうちいつしか哲学的な喜びも感じることでしょう。アンティークコインを総合的に評するなら、実益をともなった趣味と結論づけられるのではないでしょうか。

現在、アンティークコインは冊界中に２０万種類があると言われています。そのなかには日本の江戸時代の古銭なども含まれますが数あるコインのなかで人気が高いのはやはり外国コイン、それもヨーロッパを中心とした希少な金貨、銀貨です。

日本の古銭も素晴らしいものがたくさんありますが値上がりを期待できるものではありません。日本の古銭は日本人しか買いません。外国のコインは、世界中の人が買います。また事実として、日本のコインは２０−３０年で値上がりをしていないということが実際のところです。

そういう意味で、前章で紹介したような外国のコインは「人気」と「希少性」を兼ね備えており今後も値上がりが期待できるコインが中心となっています。

人気のコインとは、やはりそのデザインが重要となります。美しいデザイン、美麗な肖像画、そしてその時代の歴史的背景が反映された図柄が人の心を打つのです。

一方で希少さゆえに高値がつくコインもあります。例えば５ギニー金貨、試鋳貨といったもののなかには数枚しか発行されておらず、しかも確認されている個人の持ち主は世界でたったの１人だけ、といった超がつくほどのレアコインも存在しています。「このコインは大英博物館に１枚、個人所有で１枚、この世に２枚しかない」と聞かされれば、好事家ならずともその価値は想像がつくはずです。

ここまでのクラスでなくともレアなアンティークコインはオークションに出回ることがほとんどありません。出回らない。つまり品薄であるがゆえに万が一売りに出す時は言い値で売却できるのです。１０年前に１０００万円で購入したコインに５０００万円という値がつけられても、まった＜驚くには及ばず、手をあげる人は必ずいます。また、オークションに出品したなら世界中からビットが集中し、価格がうなぎ昇りになる、そんな構造が出来上がっているのです。

このようなディープな世界ですが、当社をよくご利用いただいているお客様はアンティークコインの世界に心をくすぐられ、コインの魅力にどっぷりとつかって楽しんでいらっしゃいます。しかも、みなさまに共通しているのは収集を始めるほんの数力月前まではアンティークコインなど存在すら知らず、その価値もまったく見出していなかった普通の方という点です。つまり全くの素人であっても、構造さえわかってしまえば、コインを楽しみながら集めることができできかつ、資産保全、資産運用といった実物的なメリットも享受することができるのです。

この章ではコインに魅せられたお客様のアンティークコインを売買された実例を紹介いたします。みなさんそれぞれのスタイル、目的があり、参考になる点も多いと思います。また形式で初心者の方から寄せられる質問へのご回答をまとめました。実際にアンティークコインを購入する際の参考となれば幸いです。みなさんの実体験、Q&Aをご一読いただき、興味がわきましたら当社主催のセミナーや当店のギャラリーヘ足をお運びください。

買う、買わないは二の次です。コインとの出合いはその時にしか成しえない。人同士の出会いと同じく、運命であると思います。一瞬の出合いを大切にして、アンティークコインをご案内させていただきます。

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4-2 「運命的なコインと出会い短期間でエキスパートヘ」

第4章溢れるロマンと所有する喜びコインコレクター自慢の一品
4-1 アンティークコイン収集のスタイル

 4-2 「運命的なコインと出会い短期間でエキスパートヘ」

4-3 「会社員でも落ち着いて取引が可能」

4-4 「コツコツと堅実に趣味の延長として楽しむ」

4-5 「不動産オーナーこそ理解できるコインの魅力」

4-6 「資産家を悩ませる。相続の問題をクリア」

4-6 「資産家を悩ませる。相続の問題をクリア」