- 希少コイン
- 地金系
- ロマン
イギリス 1631-32年 チャールズ1世 2クラウン金貨 AU55 : 2124443-010
| 金相場参考価格 | (更新日:) |
|---|---|
| 発行枚数 | 不明 |
| 発行年 | 1631-32年 |
| グレード | AU55 |
| サイズ | 4.59mm |
| 鑑定番号 | 2124443-010 |
【サイズ・基本情報】
発行国:イングランド王国
国王:チャールズ1世
発行年:1631~1632年
造幣所:ロンドン・タワー造幣所
額面:ダブルクラウン/10シリング(1/2ユナイト)
直径:約26mm
重量:4.59g
グレード:NGC AU55
鑑定番号:2124443-010
【表面】
宝石を飾った王冠をかぶり、肩から衣をまとったチャールズ1世の左向き胸像。
端正な顔立ち、長く伸びた髪、王冠や衣服の細部まで精緻に表現され、機械式圧印ならではの均整の取れた仕上がりが確認できる。
肖像の後方に刻まれた「X」は、額面がローマ数字の10、すなわち10シリングであることを示す。
CAROLVS D:G: MAG: BRITAN: FRAN: ET: HIB: REX
「神の恩寵による、グレートブリテン、フランスおよびアイルランド王チャールズ」
【裏面】
王冠を戴く四分割の王室紋章。
盾にはイングランドの三頭のライオン、スコットランドのライオン、アイルランドのハープ、そして歴代イングランド王が継承権を主張したフランスの百合紋章が組み合わされている。
盾の左右には、チャールズを表す「C」と国王を意味する「R」を配置。王権と複合王国の統治を象徴する、重厚なデザインである。
CVLTORES SVI DEVS PROTEGIT
「神は自らを敬う者を守る」
【Buyer’s Comment】
英国貨幣史における「手打ちから機械製造へ」という転換点を刻んだ、チャールズ1世のダブルクラウン金貨。
本貨を手掛けたのは、フランス出身の天才技師ニコラス・ブリオ。従来の手打ち製法ではなく、機械式圧印によって製造された最初期の英国金貨であり、均整の取れた円形と精緻な肖像、整然と並ぶ周囲の歯飾りに、その技術革新が表れている。
鋳造は1631~1632年。清教徒革命が始まる約10年前であり、チャールズ1世が国王として最も威厳を保っていた時代の一枚。やがて王は議会軍に敗れ、1649年に処刑され、英国史上初めて王政そのものが廃止されることになる。
平穏な王国を象徴するような端正な肖像と、「神は自らを敬う者を守る」という裏面銘文。その後に訪れる王の悲劇を知る現代だからこそ、この金貨には一層強い歴史的余韻が宿る。
本品は重量4.59g、NGC AU55。チャールズ1世の肖像や王冠、紋章の細部を明瞭に残し、名門SINCONA British Collectionの来歴も備えた希少な一枚。英国王室史、貨幣製造技術、そして清教徒革命前夜という三つの物語が凝縮された金貨である。
希少性(出現頻度)解説
★★★★★:1年に1回以下
★★★★ :1年に2-3回
★★★ :1年に5-10回
★★ :1年に10-20回
★ :1年に20-50回
☆ :1年に51回以上















