イギリス 2021年 ロイヤル・アルバート・ホール 150周年記念 5ポンド ドーム型金貨 PF70UCAM：2869175-001

素敵なコイン7・8月合併号 希少金メダル 1863年にアイルランド・クイーンズ大学から授与されたこの金メダルは、学術界の最上位者にのみ与えられた極めて名誉ある賞。ヴィクトリア女王の優美な肖像と受賞分野が刻まれた裏面は、当時の教育水準と格式を象徴している。 金製のプライズメダルは授与対象が極めて限られ、発行数も数枚のみ。市場での出現もごく稀で、コレクション性はもちろん、資産性や歴史的意義も極めて高い。特に哲学・政治経済といった人文学分野の表彰メダルは人気があり、近年評価が上昇している。 表面：中央に若き日のヴィクトリア女王の左向き肖像が描かれている。髪を束ね、王冠を戴いた威厳ある姿で、王室の象徴としての格式が強調されている。これはウィリアム・ワイオン（W. Wyon）による有名な「ヤングヘッド」タイプに基づく肖像。THE QUEEN’S UNIVERSITY IN IRELAND 1850（アイルランド・クイーンズ大学章メダル 1850年）裏面： アイルランドと英国王室を象徴する複合紋章を中心に据えている。中央の斜め十字（セント・アンドリューズ・クロス）は、スコットランドの象徴。上部の本は学問・知識の象徴。王冠：王室の後援を意味するそれぞれの紋章ハープ：アイルランドの国章。 周囲のクローバー模様：アイルランドを象徴するシャムロック（三つ葉）。MAI 1864 . FIRST CLASS IN METAPHYSICS & POLITICALL ECONOMY.（形而上学および政治経済第一級 1864年5月） ヴィクトリア女王（Queen Victoria）在位：1837年6月20日 - 1901年1月22日（インド皇帝としては1877年1月1日 - 1901年1月22日） 生没：1819年5月24日 - 1901年1月22日（81歳没）ヴィクトリア女王は1837年にイギリス女王として即位し、在位は63年7か月と当時としては最長。彼女の治世、いわゆる「ヴィクトリア朝」は、英国が産業革命・帝国拡張・道徳規律の重視といった面で世界的な覇権を築いた時代。政治的には立憲君主として振る舞い、国政への直接干渉は少なかったが、君主としての道徳的影響力と国民的人気は絶大だった。大英帝国の母として国内外に安定と尊厳をもたらした存在であり、今なおイギリスで最も象徴的な統治者の一人とされている。 そのヴィクトリア女王の名を冠して1850年に創設されたのがクイーンズ大学アイルランド（The Queen’s University in Ireland）。当初はカトリックにも門戸を開いたリベラルな高等教育機関として設立され、ベルファスト、コーク、ゴールウェイというの3つのキャンパス体制で始まった。中でもクイーンズ・カレッジ・ベルファストは後に独立して「クイーンズ大学ベルファスト（Queen’s University Belfast）」となり、現在も北アイルランド最高の学術機関として知られている。 当時のイギリスにおいて女王の名を冠した大学は非常に格式が高く、王室との繋がりを象徴する存在だった。ヴィクトリア女王が掲げた「教養・道徳・勤勉」の価値観はこの大学にも受け継がれ、優秀な学生には金製のプライズメダルが授与された。これは単なる学術表彰に留まらず、女王の理想と国家の誇りを託された栄誉の証だったと言える。...

素敵なコイン7・8月合併号 希少金メダル 1808年発行のこの金メダルは、ケンブリッジ大学クライスト・カレッジ出身の高位聖職者ベイルビー・ポルティアス主教によって寄贈された、極めて希少な王室・学術複合メダル。信仰と教育の守護者としてのジョージ3世の姿を称え、表面は威厳ある肖像、裏面はカレッジの門というシンボリックな建築を配している。通常この種のメダルは大学関係者や宗教界のごく一部にのみ授与され、金製個体はほとんど市場に出ない。歴史・信仰・学術という三領域を象徴する、美術性・希少性・資産性を兼ね備えた逸品。 表面：月桂冠を被ったジョージ3世 GEORGIUS III . PIUS FORTIS DEFENSOR FIDEI （敬虔で勇敢なる祖国の父にして信仰の擁護者、ジョージ3世） 裏面：クライスト・カレッジの正門を正面から描いた建築的デザイン。門の上にはイギリス王室と大学の紋章。門の中央に立つ人物は「知の門を開く象徴」とされる。OB INSIGNE IN S.S. PUBLICE LEGENDIS ELOQUIUM（神学講義における傑出した雄弁を讃えて） ジョージ3世（George III） 在位：1760年10月25日 - 1820年1月29日生没：1738年6月4日 - 1820年1月29日（81歳没）イギリスおよびアイルランド王として1760年に即位し、60年という長期在位を誇るジョージ3世。ハノーヴァー朝第3代の王であり、祖父ジョージ2世の死後若干22歳で王位を継承。イギリス国王としては初めて英語を母語とし、イギリスで生まれ育った王でもあり、「真のイギリス人の王」として国民に親しまれた。 彼の治世は、歴史上最も激動の時代であった。特に重要なのは、アメリカ独立戦争（1775年–1783年）で、当初は植民地との妥協を拒み、結果としてアメリカ13植民地を失うこ事となる。この敗北は王としての評価を大きく左右したが、その後フランス革命およびナポレオン戦争では毅然とした対応を見せ、国王としての威厳を保った。 ジョージ3世は勤勉かつ敬虔な性格で、家族を大切にし、質素な生活を好んだ人物でもある。しかし晩年は精神疾患（現在では躁うつ病やポルフィリン症の可能性が指摘されている）に悩まされ、政務を執れなくなった為、息子ジョージ4世が摂政を務める事となる。 文化や科学の振興にも関心があり、大英博物館や王立天文学会などの発展にも貢献。結果として、政治的には波乱に満ちつつも、国内の近代化と国民国家意識の形成に寄与した名君とも評価される人物である。

女王の時代を金で刻む、1957〜1968年 ソブリン金貨ハイグレードセット セット内容（クリックすると鑑定情報をご覧いただけます）イギリス 1957年 エリザベス2世 ソブリン金貨 MS65 イギリス 1958年 エリザベス2世 ソブリン金貨 MS64 イギリス 1959年 エリザベス2世 ソブリン金貨 MS65 イギリス 1962年 エリザベス2世 ソブリン金貨 MS64 イギリス 1963年 エリザベス2世 ソブリン金貨 MS65 イギリス 1964年 エリザベス2世 ソブリン金貨 MS64 イギリス 1965年 エリザベス2世 ソブリン金貨 MS64 イギリス 1966年 エリザベス2世 ソブリン金貨 MS65 イギリス 1967年 エリザベス2世 ソブリン金貨 MS64 イギリス 1968年...

  イギリス 2022年 ジェームズ1世 100ポンド（1oz）金貨 裸 表面：王勺と宝珠を持ったジェームズ1世の肖像IACOBVS D：G：MAG：BRIT：FRA：ET HI：REX（神の恩寵によるジェームズ　イングランド、フランスならびにアイルランドの王） 裏面：エリザベス2世の肖像ELIZABETH II · D · G · REG · F · D · 100 POUNDS · 2022（神の恩寵によるエリザベス2世、信仰の擁護者）」 ジェームズ1世在位：1567年7月24日 - 1625年3月27日生没：1566年6月19日 - 1625年3月27日（59歳没） スコットランド女王メアリーの長男として生まれたジェームズは、1歳になると父の死と共にスコットランド王として即位した。（この時の名はジェームズ6世） 1606年にエリザベス1世が崩御するとジェームズ1世としてイングランド王に即位し、その後生活の拠点をロンドンに移した。 治世の後半はヨーロッパ全土を巻き込む三十年戦争が勃発するが意外にもこの頃の英国で戦争はおきていない。 戦争を「しなかった」のではなく、「財政難で出来なかった」というのが正解であるが、理由はともあれ結果的に「平和王ジェームズ」という渾名が付いている。（ジェームズ1世本人は三十年戦争に参戦しようと試みたが議会に拒否されている） 魔女狩り 12世紀頃から各地で行われていた魔女狩りに積極的に参加しており、1590年に自身の乗った船が嵐に会った時は「魔女の黒魔術によって狙われた」として70人を逮捕した。 自身は悪魔学という本を出版する程のめり込んでおり、とある裁判では被告（魔女）に「国王はサタンの敵」と証言させていた事も分かっている。 王権神授説 「王の権利は神から与えられた」「地上において神と王は同じである」という思想。...

  世界一の在位期間を持つ最も人気の女王陛下 表面：バラに囲まれたロイヤルサイファー（英国君主のイニシャル） 12時位置に王冠（インペリアル・クラウン、伝統的な儀式の際に使用される）裏面：エリザベス女王の肖像ELIZABETH II D・G・REG・F・D・5 POUNDS・2016（信仰の守護者エリザベス2世 5ポンド 2016年） 【発行枚数】77枚 【サイズ】38.61mm/94.20ｇ 【プラチナ品位】99.95％（参考プラチナ価格：681,442円） エリザベス2世（Queen Elizabeth II）在位：1952年2月6日 - 2022年9月8日生没：1926年4月21日 - 2022年9月8日（96歳没） 1952年から2022年までイギリス史上最長となる70年間にわたり君主として在位し、世界中にその存在感を示したエリザベス2世。冷戦、EU加盟・離脱、コロナ禍など激動の時代を通じ、常に冷静で献身的な姿勢を貫き、「変わらぬ象徴」として国民の信頼を集めた。その気品ある振る舞いとウィットに富んだ言葉は、多くの人々に愛され、国家元首としてだけでなく家族の母として王室を支え続けた姿にも感動が集まった。彼女の肖像は世界中の通貨や切手、記念コインに刻まれ、その優美な姿は芸術作品としても高く評価されており、伝統と現代性を併せ持つ彼女の存在は、まさに生きる歴史そのものであり、イギリスのみならず世界中に影響を与えた希代の女王と言える。