アンティークコイン投資QApart2 偽物があるって聞いたけど本当ですか?
Q:アンティークコインの世界に国別の特徴はありますか?
A:はい、希少性と人気を見ると、やはりイギリスを外しては語れません。
お客様からは「アメリカのコインはどうなの?」というお問い合わせをよくいただきます。コイン業界の常識として「アメリカコインは資産保全に向いている」と言われます。アメリ力における収集人口は世界一で市場も活況なのですがやはり発行枚数が多いので値上がりを期待するようなものではないというのが結論です。アメリカコインのなかには発行枚数が少なく希少性の高いものもありますがそれらは逆に価格が高騰し過ぎる傾向も見てとれます。アメリカ人はアンティークにとても関心が高く1700年代後半、1800年代の前半のコインでは億単位の取引になってしまうほどで、とても一般的とはいえません。コインのデザインに関しては私見ですが、やはり歴史の古いヨーロッパの方が断然美しく、その奥行きがあり人々の心を魅了します。アンティークコインは中世以降のイギリスを外しては語ることができません。中世以降の 優れた芸術や美術がイギリスに残っているのは、コインの世界も同様です。
Q:アンティークコインはいつから盛り上がっていますか?
A:約10年前から市場は一気に拡大しています。
アンティークコイン市場は数百年の歴史があり、世界の経済情勢と比例して右肩上がり になってきました。とはいえ、財テクといえるほどの盛り上がりはなくあくまで順調に推移してきたという印象です。昔から一定の投資家、収集家はいらっしゃいましたがあくまでも限られた富裕層の趣味のひとつというところでした。
ところが10年前から市場が一気に拡大しました 。特に日本では加治将一氏が執筆された『カネはアンティーク・コインにぶちこめ!』(東洋経済新報社)という書籍がきっかけで火がついた印象です。日本人がこぞって注し売買を開始、潤沢な資金が市場に流れ込みました。海外勢の従来の投資家はもちろん、これまで関心のなかった層の方も参加され多額のお金が流入してきたことで市場が大きく活性し、コインの価格が高騰しているという状況です。いまでは世界の富裕層がアンティークコインに注目し資産を移し替えています 。10年で市場規模は4倍程度に拡大しています。
この背景には近年の各国の金融危機、日本では増税なども大きく影響しています。みなさんが資金をどこに分散するか考えた結果、ひとつのアンサーとしてアンティークコインがあったというわけです。
Q:「ウナとライオン」が欲しいのですが高くて迷っています。
A:高いと感じたら、一旦静観されてくだ さい。
アンティークコインの世界に入門すると、当然のように「ウナとライオン」について知ることになり、その美しさに魅了されます。そして大半の方はその価格に驚かれると同時にそもそも手に入るのか?と疑問を抱かれることでしょう。どの金貨にも言えることですが、なかでも「ウナとライオン」は格段に希少性が高く、市場に出回らないことが知られています。「いくらお金を積んでも欲しい!でも物が無いからあきらめる」という人が世界中にいるのです。私をはじめ、当社のバイヤーも世界中を飛び回り常にリサーチしています。しかし、なかなか手 に入りません。
万が一、売りに出されることがあればそれは千載一遇のチャンスです。ご質問のお客様の資金が足りない場合には無理にとはおすすめしません。ただ、資金が十分にありながら、それでも「高い」とお感じになる場合は、その希少性に気づかれてないと思います。ですから 、一且静観されることをおすすめします。実際には検討する間もなく、世界の誰かが購入してしまうと思いますが
もしも、この本を読んでいる方で譲っても良いという方がいらっしゃれば 、是非お知らせいただければ幸いです。必ずご満足いく価格で買取のご提案をさせていたあだきます。
Q:偽物があるって聞いたけど本当ですか?
A:事実です。個人の方は特にお気をつけてください。
残念ですが 、アンティークコインは偽物が数多く出回っています 。理由としては 、ネットでの売買が一般的になってしまったことがあげられます 。個人の方がターゲットになってしまいオークション、海外業者で買ってみたら「偽物を掴んでしまった ...」というケースがよく聞かれます。この事態を避けるためには、まずネットで購入することは避けてください。特に海外の業者から直接個人間取引でコインを購入することは、お金をどぶに捨てるのに等しいことです。「鑑定会社である社 、PCGS社、またはNGC社のスラプに入っているものを購入すれば大丈夫でしょう?」、というお問い合わせもいただきます。しかし、そのスラプ自体にも偽物が出回っており、実際中国の広東省で工場が摘発されたというニュースもあります。そこでコイン、スラプが押収されはしましたがすでに世界に出回ってしまったコイン、スラプもあるわけです。
また「日本の大手オークションサイトで購入すれば安心か?」というご質問もいただきます。日本のサイトでも落札したコインが偽物だとしても、実はなんの補償もありません。たとえば「ヤフオク」がありますがヤフーという大企業であっても取引のトラブルについてはなにもしてくれません。どうしてもネットで購入する場合、十中八九謳されるという覚悟が必要となります。当社を含め、日本の大手コイン業者の場合は、自社でPCGS社、またはNGC社に鑑定を依頼しています。その段階で万一偽物がまぎれこんでいても、しっかり弾かれるのでお客様の手に渡ることはありません。また、我々業者も長年の経験がありますからいかにスラプに入っていても偽物は見ればわかります。これは経験のなせる業です。
これから購入しようと思われる方は、信頼のおける業者との対面販売にて、スラブに入っているコインを購入されることをおすすめします。
次のページ
アンティークコイン投資QA
第1章 金融市場の激動で資産保全が困難を極める中、加熱するアンティークコイン市場
第2章 悠久の歴史が価値になるヨーロッパコインは値下がりしにくい最強の資産
第3章 歴史の中で生まれた高い芸術性と希少性
アンティークコイン投資QA
第4章 溢れるロマンと所有する喜びコインコレクター自慢の一品
第5章 日本にも増えるコレクター世界の富裕層を魅了するコインがさらに価値を高めていく
第6章 なぜ、アンティークコインに魅力を感じたのか
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