世界のコインご紹介#07「種を蒔く人」

 

 コインと芸術を探し続ける皆様こんばんは。

今日も素敵なコインをご紹介いたします。

 

今日ご紹介するコインはこちら、「種を蒔く人」 




 

表面:「種を蒔く人」 の構図
6時位置に「O・Roty」=彫刻家オスカル・ロティのイニシャル
REPUBLIQUE FRANCAISE(フランス共和国)

裏面:オリーブの枝と実
LIBERTE・EGALITE・FRATERNITE(自由、平等、友愛=フランスの標語)
 




フランス語でLa Semeus(スムーズ)と呼ばれる、
彫刻家オスカル・ロティが1887年にデザインした構図を元にしたコインです。
種を蒔く人は切手にも採用されておりご存じの方も多いはず。

 
ロティが描いたデッサン(1887年)

 
切手に採用された種を蒔く人

 
オスカル・ロティ

 

ロティは様々なメダルや建造物の装飾を手掛け、1887年に実在の少女をモデルにした種を蒔く人が最大のヒット作品となりました。

話をコインに戻しますが、数種類存在する種を蒔く人は市場に出現する度に中々の価格で落札されています。

 
モナコ 2019年11月 落札価格 EUR120,000/ 19,758,180円(2フラン金貨 SP66 )

 

 
モナコ 2020年10月 落札価格 EUR24,000/3,948,924円(5フラン パターン銀貨SP65)

 

 
日本 2023年4月 落札価格 1,700,000円(5フラン パターン銀貨UNC Details)
UNC Detailsでこの価格になるのは驚きです。

 

イギリスのウィリアム・ワイオンやベネディット・ピストルッチと同じく、ロティの手がけたコインも注目する1枚に間違いありません。

 

当社では過去数枚取扱い実績があり、芸術がお好きな方にお求めいただきました。

 

 

来週も世界中のコインから素敵な1枚をご紹介いたします。

 

 



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