究極の資産防衛4-7 ハイパーインフレとアンティークコイン
ハイパーインフレとアンティークコイン
みなさん、ハイパーインフレをご存じだと思います 。日本では第2次世界大戦の終戦直後、近年ですとジンバブエ、ドイツなどでハイパーインフレが起きました。古代のローマ帝国 が滅びた理由もハイパーインフレによるものでした。
私自身の意見として、日本では当面ハイパーインフレは起きないと思っています。これまでハイパーインフレが起きてきた傾向には共通点があり、それは物が不足してしまうことでした。「お金はあるけど物がない」というのが、ハイパーインフレが起こる図式です。しかし現在は物余りの時代ですから、ハイパーインフレが起きるとは少し考えにくいです。しかし大きな霙災、テロ、原発事故、気象条件の悪化など、様々な要因を考えると食物が極端に少なくなる可能性はあります。
ハイパーインフレ下のドイツでは、1時間ごとにパンのレートが上がっていったそうです。我々一般庶民にとっては非常に迷惑な状況ですが、現在の日本政府はどう考えているかといえば「ハイパーインフレにしたい」と思っているはずです。このことは格差社会になっていることと密接に関わっています。ハイパーインフレとなれば当然、資産を持っている上の富裕層から資産を吐き出させることができます。いまみなさんが保有しているタンス預金もおそらく市場に出てくることでしょう。
当社のお得意様である富裕層の方のなかには、そういった事態に備えるためにアンティークコインを保有している方もいらっしゃいます。ハイパーインフレで「円」の価値は大幅に下落しますが、アンティークコインは世界中のコレクターが欲しいといいます。「円」で売却する必要なく「ドル」「ユーロ」で売ることもできるというのがその理由で 。緊急時にそなえるためにアンティークコインを保有するという人が意外に多いのも事実です。
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5-1 アンティークコインで「預金」できる未来が来る?
第5章 日本にも増えるコレクター世界の富裕層を魅了するコインがさらに価値を高めていく
日本にも増えるコレクター 世界の富裕層を魅了するコインがさらに価値を高めていく
5-1 アンティークコインで「預金」できる未来が来る?
5-2 個人がアンティークコインを売却した際の税金
5-3 コインを会社で装飾物とする際の会計処理
5-4 アンティークコインの相続税評価額の決め方
5-7 アメリカ資本による価格高騰の実例
5-8 金融マネー流人後の市場の変化
5-9 アンティークコイン投資の未来は明るい
5-10 ギャラリーでアンティークコインの現物を見よう
5-11 ギャラリーのスタッフヘの「究極の質問」とは?
第1章 金融市場の激動で資産保全が困難を極める中、加熱するアンティークコイン市場
第2章 悠久の歴史が価値になるヨーロッパコインは値下がりしにくい最強の資産
第3章 歴史の中で生まれた高い芸術性と希少性
アンティークコイン投資QA
第4章 溢れるロマンと所有する喜びコインコレクター自慢の一品
第5章 日本にも増えるコレクター世界の富裕層を魅了するコインがさらに価値を高めていく
第6章 なぜ、アンティークコインに魅力を感じたのか
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